骨盤は全部ではありませんが、一部分を自分で触って確認することができます。

と、その前に、みなさんがよく耳にする、骨盤ですが、骨盤という名称の一つの骨があるわけではありません。
骨盤というのはあくまで総称のようなものなので、解剖学的には3種類合計4個の骨から成り立つとされています。

種類としては
1:寛骨(カンコツ)(左右に2個)
2:仙骨(センコツ)(後方に1個)
3:尾骨(ビコツ)(後方下部に1個)

但し、もっと細かい話をすると、赤ちゃんの頃、寛骨は3つの骨(坐骨・恥骨・腸骨)から成り立っています。そしてだんだん成長していく過程で、少しずつつ癒合し、最終的には1つの大きな骨となります。また、仙骨も同様で、もともとは5つの仙椎から成り立ち、それが癒合して、仙骨となります。

この1~3の骨盤周辺を前面少し上から見た簡略図が下記です。ここに大切な内臓などがすっぽり収まっているわけです。バケツのような感じですね。

 

●骨盤の簡略図


 

それぞれの番号の名称はこちらです。


①腰椎(ヨウツイ)

②仙骨(センコツ)・・・骨盤の後方中央にあり、逆三角形のような形をしています。背骨を支えており、縁の下の力持ちのような存在。 神経が通る穴もあります。

③腸骨(チョウコツ)・・・仙骨の両側に扇状に広がっている骨。大腸など、内臓に面しているので、その名も腸骨。動きとしては、骨盤が後ろに傾くと、この腸骨は左右に広がっていきます。

④尾骨(ビコツ)・・・大昔、人間が四足歩行をしていたころの、しっぽの名残とされています。人間が二足歩行を始めたころ、仙骨が進化したのに対し、この尾骨は役割がなくなり、退化していきました。

⑤坐骨(ザコツ)・・・骨盤の一番下にある骨で、座った姿勢で床に当たる部分でわかりやすい部分です。

⑥恥骨結合(チコツケツゴウ)・・・左右の寛骨をつないでいる箇所です。通常は大きな動きはありませんが、出産の時にはこの靭帯がホルモンの影響でゆるむとされています。そのため、骨盤が広がり、無事に出産ができるというわけです。

⑦大腿骨(ダイタイコツ)


解剖学的にはもっと細かい分類名があるのですが、皆さんが一度でも耳にしたことのある名称はだいたいこんな感じではないでしょうか。

そしてこの中で、実際に自分の手で触れられる箇所をご説明します。

先ほどの図で、赤丸で囲っている部分の付近(だいたいの目安です)が、自分で触ることのできる箇所です。

但し、骨盤の周りがとても凝ってしまい、筋肉に柔軟性がなくなっている人の場合は、骨盤周りがとても固くなっている可能性が高いので、骨の位置がわかりにくい場合もあります。

自分の体の前面から、ぜひ一度確認してみてください。

自分の体を知ることは健康美への第一歩。

次回は後ろ側からの骨盤の形状について、お話します。